小さな自分にできること

暑かったり寒かったり微妙なお天気が続きますが元気に過ごせていますか?無駄に元気なセラピストの川島です。

もう10年くらい前になるでしょうか。無農薬・エコロジーなんて言葉が巷に聞こえ始めた頃にマーケティング関係の会社にいたので、地方の農家に取材に行ったりしておりました。

声高に“エコロジー”を叫ぶ、それを祭り上げるメディア。安心・安全などと口で言い、原稿にも書きながらタバコを道端にポイ捨てし、ゴミの分別もできない上司。矛盾だらけでイライラしていたある日、取材に行った先の農家のおじさんに「無農薬無農薬って言うから使うのやめたら、虫が食って形の悪い野菜なんか誰も買わないじゃないか」と吐き捨てるように言われました。虫がつかないように手間隙かけたら値段が高くなってやっぱり売れなかったのだとも。

農家の“の”の字も知らない自分が、片棒かついでこのおじさんに迷惑をかけたのかと思ったらショックでした。10年も前のことですから今ならそんなことにはならなかったかもしれません。でも地球や世界や日本などという大きな規模で環境を語る前にまずは自分が毎日の生活の中で一つ一つ淡々とこなして行くしかないのだと痛感しました。

未来の自分や環境のために自分にできること(実行可能なこと)を生活の中から探して変えてゆくことは、カラダの声を聞き元気になろうとする作業と同じだと思います。

足りないものを補い、多すぎるものやいらないものを排除する。

自然に無理せずそうできるようになりたいです。

2006-04-27 | Posted in 未分類No Comments » 

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