兵どもが夢のあと…

こんにちわ。セラピスト村田です。

「私のお気に入りの場所」、数知れずあります。
どこにしようかな…と考えながら、テレビつけっぱなしで爆睡していて、さっきふと起きた時に映っていた見覚えある風景。TBSで始まった「冗談じゃない!」という織田雄二さん主演の新ドラマで、上野樹里さん演じるフランス生まれの帰国子女・絵恋の両親に結婚を認めてもらうためにフランスに来たというシーン。絵恋の両親はワイナリーを経営しているとのこと、周辺の山や糸杉などが、どうも南仏…と思って公式サイトを見てみたら、「レボー・ド・プロバンス」の地名があって、やっぱり、と納得しました。

というわけで、私のお気に入りの場所として今回ご紹介するのは、南仏・プロバンス地方の古城跡です。

レ・ボーは、中世に栄華を誇ったレ・ボー家が築いた、標高300mの奇岩の上にそびえる城塞都市。
10年以上前にアルルの写真学校に留学していた時、よくこの辺を通りました。
度重なる反抗の末、15世紀にルイ王朝により完璧に破壊されたのだそうです。
そのぶち壊され加減が何ともいえません。
初めて行った時、城というにはあまりにも荒れ果てている様にびっくりしました。
しかし、「兵どもが夢のあと」といった風情が癖になり、何度も通いました。
眼下に広がる見渡す限りのオリーブ畑(フランス最良のオリーブオイル!)や点在する糸杉。
夜に満点の星空を見た時、ゴッホは別にデフォルメして描いてたわけじゃない気がしました。(ゴッホの絵そのままの風景なのです)

ぶち壊された城の跡と言えば、アヴィニョンの北に位置する有名なワインの産地、シャトーヌフ・デュ・パップもお薦めです。村の小高い丘の上にあります。
14世紀、教皇の別荘として建てられたものだそうですが、今は二枚の壁しか残っていません。
第一次世界大戦中ドイツ軍に占領され、ドイツ軍が引き上げる際、「すべての城を破壊して引き揚げよ」という軍の命令により、この城も破壊されたとのこと。
残った壁の窓からは、一面に広がるぶどう畑とローヌ川を見下ろすことができます。
私が訪れたのは1月頃でしたが、城跡には桜に似たアーモンドの花が咲いていて、「荒城の月」を思わせました。

リュベロン地方の小さな村ラコストにある、サドの城も印象深いところです。
「11世紀に城塞として建設され、その後改築を重ね居城となる。サド家の所有となったのは1716年。フランス革命で破壊された」とのこと。
「サド」と聞いて連想するような雰囲気は全くなく、崩れかけて、ちょっと苔むしたりしている静かな廃墟です。
城の裏手の野原で、四葉のクローバーを摘みました。

地名など忘れてしまいましたが、大昔の修道院跡とか、南仏には素朴な感じの遺跡がたくさんあります。
派手な場所ではありませんが、お薦めです。

2007-04-16 | Posted in 未分類No Comments » 

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