潮の香り
こんにちは。なんだかすっかり暑くなってきましたねぇ。もう夏までカウントダウンってかんじですね♪元々自黒で、メラニン色素が人一倍多く、夏になると何処も行かなくても通勤焼けで黒光りしてくる、セラピストの足立です。
私は、その自黒さが物語っているように(?)、8月生まれの根っからの夏っ子で、海が好きなんです。だからと言って、別にサーファーでもなく、ダイバーでもなく、釣りキチって訳でもないんですが(←どれもお試しで体験はした事ありますが)、とにかく潮の匂いを嗅ぐと、懐かしい思い出が蘇ってきてノスタルジーに浸ってしまう事がしばしばある私です。「あの時によく聞いたあの音楽」を聴くと皆さんも胸が熱くなったりしますよね。潮の香りって私にとってはその音楽みたいな存在で、「あの時によく嗅いだ潮の香り」なんです。。。
誰もが海辺での思い出なんて、良きも悪しきも沢山あると思いますが、私は子供の頃から「海の見えるお家に住みたい!」っという夢があり、その夢が一度だけ叶った事があるんです。それは、20代の時にワーキングホリデーでオーストラリアのシドニーに1年間住んだ事があるんですが、ボンダイビーチというシドニーで最も有名なビーチ(2000年のオリンピックではビーチバレーの会場にもなった所)から1ブロック(徒歩30秒位)の所のアパートに数ヶ月間住んだんです。そこでの生活は正にパラダイスでした。アパートの窓からは念願だった真っ青な海が向かいの建物の隙間から見え、窓を開けるといつも潮の香りが漂っていました。
本当にあんなに身近に海を感じれる生活は、もう後にも先にもきっと無い事でしょう。毎朝海岸を歩いて仕事に行き、帰宅途中には海沿いの小洒落た店をぶらついたりしながら、テイクアウェイで買ったファーストフードを手にして、ビーチでボーッとサーフィンを楽しむ人や美しい水着姿の人、カモメ等を眺めて、水平線に沈むサンセットを待ったりよくしたものでした。いつでも思い立ったら手ぶらで30秒で海に行けるという夢のような暮らしは、本当に幸せでした。
また、実はそのボンダイビーチでの生活は一人暮らしではなく、海好きで陽気なオージー(豪州人)2人とアパートをシェアしていたのですが、彼らは本当に底なしに明るく、気さくな良い人達で、いつも冗談ばかり言って笑わせてくれていました。また、アパートには洗濯機がなかったので、週末になるとシェアメイトと一緒に近くのコインランドリーへ行き、洗濯が仕上がるまでビーチで過ごし、彼らからボディーボードを教わり、“波に乗る”というのを初めて体感した時の感動は今でも鮮明に覚えています。 それ以来、どこの海でボディーボードをしても、原点であるボンダイビーチでの思い出がフラッシュバックしてきます。又、洗濯を待ちながら海の見えるオープンバーで潮風を受けながら彼らと飲んだビールも最高に美味しかったな~。
本当に良いシェアメイトと巡り会え、彼らと潮風に吹かれながら過ごしたボンダイビーチでの日々が、潮の香りと共に私の脳裏に映像となって蘇ってきます。
とにかく、今でも旅行に行く時は、ビーチ、港、種類を問わずよく海を探し求めます。東京に住んでいると中々ただ単に海を眺めに行くという事は出来ませんが、買い物と称して潮の香りを求めてお台場・横浜なんかに偶にフラリと行ってきます。
今年の夏は暫らくぶりのボディボードをどこかでしたいですねぇ。今から夏がとても待ち遠しいです・・・ 。