海がめの島
ブログをご覧の皆様、こんばんわ。カバクラです。
インドネシアのバリ、ロンボク島の旅から戻って参りました。
ロンボク島からさらに船で30分の所にある、サンゴ礁に囲まれた島、ギリ・メノ(ギリはインドネシア語で小島という意味)でバカンスしてきました。
今回のブログのテーマ『真夏の計画』ですが、すみません(。>0<。)一足お先に、夏の計画は終了してしまいました。なので、旅の報告をさせてください。
ギリメノは1時間程で歩いてまわれる小さな島です。
山も川もない平坦な島で、そこら中にやしの木が生えていて、牛やヤギがのんびりと草を食べています。鶏もうろちょろしています。
島内に舗装された道路は無く、もちろん車もありません。バイクも見かけませんでした。走っているのは小さな荷台を引いた馬車のみ。
目の前がすぐ海というすばらしいロケーションのバンガローに泊まったのですが、なんとシャワーが海水
歯磨きをするとき口をゆすいだら、なんだかしょっぱい
これじゃあ、シャワーを浴びても浴びなくても同じ?どうせ海に入るし。
チェックインするとき、宿のお兄ちゃんが「シャワーの出はとってもいいよ~」と自慢気に言っていたのですが、まさか海水とは…衝撃的でした。
メノはきれいな海以外には何もない島なので、毎日目の前のエメラルドグリーンの海で遊んでいました。
ある日泳いでいたらなんと海がめやマンタにも出会いましたよ。
最初顔だけが岩陰からニョロッと見えて、なんだろうと思ったら亀さんでした。
しばらく見ていたら、沖のほうに空を飛ぶように泳ぎ去って行きました。
海がめもいるギリメノの海は一見とてもきれいですが、サンゴはかなり死んでいて魚もそれほど多くありません。沖縄の八重山に行ったことがあるのですが、沖縄より海は荒れているよう思いました。
メノの島の人によると、10年前はさんごは生き生きとしていて、魚もたくさんいたそうです。それが急に観光客が押し寄せるようになりたくさんの宿ができ、たぶんここには環境に配慮した規制などがないので、宿からの排水も海に垂れ流し放題。このようになってしまったのでしょう。
美しい自然の中でののんんびりした休日を求めてやってくる、私たちのような旅行者が、島の環境を破壊する原因になってしまう現実、とても悲しいことです。
できれば私たちのこどもの代までも、ずっとこのきれいな自然が海が残って欲しいです。
観光客のできることと言ったら本当にわずかですが、
ゴミを捨てない、値段の安さだけではなく環境に配慮している宿を選ぶ、石けんシャンプー洗剤をむやみに使わない...など、できることからやっていかないと、と海がめの島で思いました。