水の選び方
ようやく涼しくなってきましたね。セラピストの土田です。
夏の自由研究、と言ってもぼくは小学生の頃は夏休みの宿題なんかちゃんと出来た試しがありません。別に悪気があるわけじゃないんですけれどね。何かよくわかんなかったんです。どういう意味があるのかとか、何のためにやるのかとかね。漠然と不愉快なものだなという程度です。
もちろん普通の宿題もほとんどやったおぼえがありません。先生に宿題について聞かれてもなんだか場違いな場所にいるような気がして、モジモジした感じがしました。怒られても出来ないものは出来ないのですよね。途中から先生も諦めていたような気がします。まあたぶん子供には他にもっとやるべきことがあったのでしょう、、、忍者ごっことかね。
そういうわけであまり夏の自由研究と言ってもノスタルジイを感じるわけでもなく、意外と新鮮な感じだったりします。それにもう大人ですから小学生の時とは違いちょっと研究してみました。
人間の体の60パーセントくらいは水分だと言われています。夏はよく汗をかき水分補給をする機会が多くなり、より良い水を飲みたいと思うのも自然でしょう。そこでぼくの研究テーマは「ミネラルウォーター」です。
まずよく聞くのが水は軟水と硬水に分けられると言うこと。これらはカルシウムやマグネシウム等のミネラルの含有量で分けられ、軟水はミネラルの含有量が少なく、硬水は多いのです。
ただミネラルが多いから良いというわけではなく、軟水は炊飯や和風だしなど日本料理全般、そして緑茶を入れるのに適しています。反対に硬水を使うと炊飯はご飯がパサパサになり緑茶は香りや味が十分に引き出せなかったりするそうです。軟水の多い日本では自然と軟水に合った食生活が出来上がったのでしょうか、それとももしかしたら軟水を使った食生活に私たちの味覚が馴染んでいったのかもしれません。
硬水は洋風だしや煮物、鍋物、スポーツの後のミネラルの補給、妊婦さんのカルシウムの補給にも良いそうです。そして便秘解消やダイエットにも良いそうです。個人的にはまろやかな日本の軟水が好きなのですが、夏にはミネラルの補給に良い硬水のほうが良いようです。
ただ注意しなければいけないのはミネラルウォーターの種類です。地下でミネラルが自然に溶け込んだかどうか、殺菌処理の仕方、添加物を加えたかどうかなど、かなり物によって違いがあります。中にはまったく自然の状態とはかけ離れたものもあるようです。日本もヨーロッパもナチュラルミネラルウォーターと表示されるものが自然の形に近く無難かと思います。
日本に比べてヨーロッパの基準は厳しく、ナチュラルミネラルウォーターと言われるものは自然の状態に一切手を加えないものです。日本はどちらかと言うと安全性を考え加熱処理などをしたものが多いようですが、やはり加熱処理をするとその水本来の成分にも変化があるようです。
そういうわけでどれも同じようなものだと思っていたミネラルウォーターもよく調べてみるといろいろ違いがあり、ちゃんと選ばないとその辺の水道水と変わらないようなものを買ってしまうかもしれません。皆さんも水を選ぶときは少し表示などに気を使って、自分にとってより良い水を選んでみてください。