深い穴

 夜番になってから明らかに運動不足気味のセラピスト土田です。沸々と体を動かしたい欲求に駆られている今日この頃です。

 元々体を動かすのは好きなのですが、協調性はあまりないので球技とかはだいたい苦手、ボクシングはかなり熱心にやりましたが、それよりも熱心だったのが穴掘り。

 

 穴掘りといってもあまりピンとこないと思いますが、たんに仕事が発掘だったので穴掘って遺跡を掘り当てていたのです。

 

 もちろん遺跡発掘には繊細な作業がつきものです。しかし地層を見たり、遺跡の有無を確認するためにトレンチという穴を掘るのですが、それはかなりの力仕事。

 同じ穴に入った者は互いに相手の掘り方を伺いながら、控えめに掘ったり、暴れん坊のように掘ったりもするのです。時にマイペースを貫き、時に余裕綽々の振りして相手と競い合ったりします。

 ぼくのスタイルは周りの人などおかまいなしで、掘って掘って汗と土で泥だらけになりながらとにかく掘りまくるというものでした。いっしょに穴を掘る人はそのがむしゃらぶりにかなり迷惑していたことでしょう。とにかく夢中になって掘っていました。

 遺跡の発掘をしているとよく大昔の落とし穴の跡が出てきたりします。古くは縄文時代の早期(10000~6000年程前)から落とし穴は作られていて、最も原始的な人間の行為の一つといえるかもしれません。また人間以外の動物でも穴を掘るものは多く存在します。穴を掘っているとなんとなく落ち着くのはDNAレベルで記憶されている行為に対する親しみのようなものがあるからかもしれません。

 そして現在の日本に存在する穴掘りの最高峰といえば成田夢牧場で開催されている穴掘り大会でしょう。屈強なやろうども(女性も参加しています)が集まり一心不乱に穴を掘ったり、それぞれの穴掘りスタイルで自分を表現したりしています。

 今年の記録は30分で3メートルくらいの穴を掘り抜いたらしく、深く掘れば掘るほど土の移動に時間がかかり、穴を掘る姿勢もとりづらくなるので、この記録は穴掘りの経験がある人にはかなりの大記録だということがわかるはずです。

 今でもたまにスコップの握りの感触や土の香りを思い出して、穴掘りが恋しくなることがあります。そして日本での穴掘りの最高峰、夢牧場での穴掘り大会にいつか参加する自分を思い描き武者震いをしたりしています。

 皆様も秋の自然の中ちょっと穴でも掘ってみませんか、意外とつまらないことなど忘れて良いストレス解消にもなりますよ。

2007-10-23 | Posted in 未分類No Comments » 

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