It’s Too Late
最近、ネットオークションにハマっているセラピスト村田です。
一件千円以下の低予算で、洋服や小物をちょこちょこ落札して楽しんでおります
さて、「私のメモリーソング」。
一曲あげるとすれば、キャロル・キングの「It’s too late」です。
アルルの、借りていたアパートで暗室作業をしていた時です。真っ暗な中、足元に置いていたラジオから流れてきたこの曲。耳にした途端に心に染み入ってきて、何故か泣きそうになりました。DJがアーティスト名と曲名を言うのを必死で聞き取り、メモして、街のレコード屋などを探し回り(何故かお店にはなかった)、やっと図書館でこの曲を収録したアルバム「Tapestry」を見つけました。
物憂げな感じで始まって、決して明るい調子ではないこの曲。歌詞の内容も、
「もう遅いのよ
今となってはもう手遅れなの
私たち、本当に上手くやろうって努力したけど
もう終わってしまったの
それを隠すことも、ごまかすことも
私にはできないわ
もうできないの…」
と、決してハッピーではない雰囲気(でも、何か不思議な明るさがある)。
何で惹かれたんだろう?今思えばあの頃の、冬が寒かったり、異文化の中で生活することに少し疲れていたり、作品制作についていろいろ悩んだりといった暗い迷路の中にいるような気持ちに風穴を開けてくれたような気がしたのかもしれません。何かが終わったということを受け入れて、どこか清々しい気持ちで新しい一歩を踏み出せる、というような。
当時は全く知らなかったけれどキャロル・キングと言えば、超有名シンガー・ソングライター。「It’s too late」は全米シングルチャートで何度も1位になり、これを含むアルバム「Tapestry」もグラミー賞を受賞。ビートルズの「アビー・ロード」と並び「世界で最も売れたアルバム」と言われる名盤だそうです。本当にいい曲ばかりです。
余談ですが、キャロル・キングは1972年に五輪真弓のデビューアルバム「少女」の制作をサポートしたということを発見。五輪真弓は「和製キャロル・キング」と呼ばれたりしていたようで、LIVE盤「冬ざれた街」の中で「It’s too late」を歌っているようです。小学生の頃、私の母が五輪真弓が好きで、このLIVE盤のカセットも持っていたので、その頃この曲を耳にしていたことがあったのかな~と感慨深く思いました。あらためて聴いてみたい!と思ったけれど、既に廃盤…近所のブックオフなどで、地味に探してみようかなと思ったりしてます
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コメント2件
chaiblog | 2008.10.10 16:44
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Chaiブログへ!
現役セラピスト&スタッフたちが、日替わりで書いているブログです。
是非是非毎日お楽しみください。
こちらこそ、よろしくお願いします♪
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ハカセと申します。
ブログ時々拝見させて下さい。
どうぞよろしくお願いします。