千葉山奥の冬仕度
こんにちはぁ。
私の名前は待山 隆一です。
chaiに新しく入ったセラピストです。よろしくお願いします。
タイマッサージに初めて出会ったのは3年前。
千葉にある、chai付属の学校を卒業されたかたが経営されている「チバソム」というタイマッサージサロンでマッサージを受けたのがきっかけでした。
何か別の生き物に体を触れられているような不思議な経験でした。
体をゆらゆらされていく中で、思考もゆらゆらしてきて、きづいたら施術が終わっていました。
本当に気持ち良くってあっという間の60分でした。
「この人みたいな手に職が欲しい」
この思いが僕がこの仕事を選んだきっかけとなりました。
勉強したのは、全く別の場所ですけど、今こうしてここで働いていると、行ったことのないお母さんの故郷にいって逢ったことのないおばぁちゃんにあったような、原点に返った気分です。
僕は普段、千葉の外房。太東ってご存知ですか?日本列島の一番東側の、横須賀線だったら、終電の上総一ノ宮で暮らしています。
住んでいる村は、「労働力の代わりに住むところ、食べ物を交換する」というウーフ制度というのを取り入れてるところです。
お米野菜を作りながらできる限り自給自足をしているんです。
たくさんの若者が、日本中、世界中から長期、短期問わずに、訪れてきます。僕は農業担当ですが、ここを訪ねる人によくマッサージしています。
「私の冬仕度」。ということですが、その村は山奥なので、東京よりも寒さは厳しいと思います。さらに家はぼろぼろの古民家なので隙間風がぴゅーぴゅーです。家の中でもダウンを着ているひとが大勢いるという避難所みたいな光景なんですよ。
ここでの寒さ対策用具、「豆炭」というものです。
作り方はまず、薪で火をおこして、丸い炭に加熱したものを、ちょっと大きなお弁当箱のようなものにいれます。
それを巾着袋にいれて布団のなかで一緒に寝ているととても暖かくなってくるんです。
太った猫を抱っこしてる感じなんです。
上手なセラピストさんがたくさんいるので、chaiに行くのは勉強と出稼ぎになるんです。
月曜日、火曜日はシフトに入っているので皆さんとお会いできるのを楽しみにしてますね。
