なぜか思い出す北欧
こんにちは!
なかなか秋らしくなってくれなくて、最近じれったさを隠せないセラピスト村田です( ̄ー ̄;
「もう一度行きたい旅」と問われて、なぜか思い出すのが北欧。
大学生の頃だから、もうすごく昔のことです。
1989年、フランス革命の200年祭を見に行こうというヨーロッパ旅行。初めての海外旅行だけに、できるだけ長く、たくさん旅しよう!と三ヶ月のオープンチケットを買って、ユーレイルパスも用意して友達と二人で出発。
フランス、スペイン、またパリに戻って友達が行きたがってたトルコへ。トルコもイスタンブールから東の端のあらラット山の麓まで、バスに揺られての強行軍。ここで7月末くらいになっていました。
疲れ果てて、何だかお互い別行動をとりたくなって、友達はイタリア、私はなぜだかずっと憧れていた北欧へ。
「とりあえず、ヨーロッパ最北の岬、ノールカップまで行こう」とだけ決めて、暑いギリシャ、アテネから一路アムステルダムに飛び、コペンハーゲンまで電車の旅。間違って喫煙車に乗ってしまい、ずっといぶされて大変な思いをしました。
雨のコペンハーゲン… これからの旅のためにセーターを買い、チボリ公園から出てきたおもちゃの兵隊について通りを行進したり、人魚の像を見に行ったり。
オスロも8月なのにいきなり18℃、雨も降ってて心細かったな。でも、ドイツの人と知り合って鉄道最北端、ナルヴィクまで同行。
そこから先はバスに乗り換えて、とにかく北へ、北へと。
北極圏に位置するノールカップは、8月なのに、耳がちぎれそうに寒かった!
周辺の荒野にはワタスゲが揺れていて、トナカイが放牧され、赤紫色のヤナギランがところどころに咲いていました。
途中でいろんな国の若い旅人に出会って、一緒に行動したりして楽しかったのですが、一人旅の心細い、よるべない感じみたいな感覚が今もふとよみがえります。
自由で、でも不安もいっぱいで、みたいな気持ちで眺めていた車窓の風景…
北へ、北へとしゃにむに移動していた旅だったので、ほとんど観光みたいなことをしていないかも。
今度行く時はしっかり調べて、パートナーと一緒にのんびり味わえる旅をしてみたいなと思います(*^▽^*)